20世紀西洋人名事典 「アルノーホルツ」の解説
アルノー ホルツ
Arno Holz
1863 - 1929
ドイツの作家,詩人。
ラステンブルク生まれ。
幼少時代からベルリンで育ち、古典主義者ガイベルの影響を受け、1881年処女詩集「胸にひびけ」を発表する。その後、1885年の「時代の書」では社会的良心の目覚めを表現し、また、評論「芸術、その本質とその法則」(1890年)では新しい表現方式を追求する。徹底的自然主義と呼ばれる「瞬間描写」法を用いて、シュラーフとの共著で「パパ・ハムレット」(1889年)、「ゼーリック一族」(1890年)などを発表。その後は抒情詩でも伝統の詩形式を廃して、独自の詩形式を完成させた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報