20世紀西洋人名事典 「アルフレッドアモン」の解説
アルフレッド アモン
Alfred Amonn
1883.6.1 - 1962.11.2
スイスの経済学者。
元・ベルン大学教授。
オーストリア生まれ。
プラハなどの諸大学で経済学を講じた後、1926〜29年に東京帝国大学で教鞭をとり、その後スイスのベルン大学教授となる。彼の功績はウィーン学派とカッセルの無用論を折衷した価値理論を提示し、一般均衡理論の普及に貢献した事で、方法論や学説史にも通じ広範な著作活動を行った。主著に「国民厚生経済学原理」(’26年)があり、そのほか「理論経済学の対象と基礎概念」(’11年)、「財政学原理」(2巻、’47年、’53年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報