アルン寺院(読み)あるんじいん(その他表記)Wat Arun

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アルン寺院」の意味・わかりやすい解説

アルン寺院
あるんじいん
Wat Arun

タイの首都バンコクの、チャオプラヤー川(通称メナム川)西岸トンブリーにある仏教寺院。高さ74メートルの大塔とそれを囲む四つの小塔には、中国から取り寄せた多彩な陶片とガラス片がびっしりはめ込まれている。朝日がさし始めるころ、川のほうから眺めると、陶片やガラス片が光に映えて華麗に輝くので、「暁の寺」という別名名高い三島由紀夫が『豊饒(ほうじょう)の海』第3部でその情景を描いている。寺院の起源は18世紀末にまでさかのぼるが、現在のような姿になったのは19世紀中ごろである。

[紅山雪夫]


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