20世紀西洋人名事典 の解説
アレキサンダー シュナイダー
Alexander Schneider
1908.12.21 - 1993.2.2
ヴァイオリン奏者,指揮者。
ヴィリニュス(リトアニア)生まれ。
フランクフルト音楽院で学んだ後、フレッシュに師事し、1925〜33年フランクフルト交響楽団コンサートマスターを務め、渡米。ブタペスト管弦四重奏団で第2ヴァイオリンを担当し、モーツァルトや、バッハのソナタなどを得意とした。また、カサルスと親交があり、カサルスを中心とした演奏会では欠かすことのできない存在であり、’71年の国連総会議場でのカサルスの演奏会の際はカサルスの指揮で演奏した。また、指揮者としてもマールバロ音楽祭管弦楽団などで活躍。兄ミッシャはブタペスト管弦四重奏団のチェロ奏者である。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報