アレクシー2世(読み)アレクシーにせい(その他表記)Aleksey II

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アレクシー2世」の意味・わかりやすい解説

アレクシー2世
アレクシーにせい
Aleksey II

[生]1929.2.23. エストニアタリン
[没]2008.12.5. ロシア,モスクワ近郊
ロシア正教会(ギリシア正教)総主教。本名 Aleksey Mikhailovich Ridiger。モスクワおよび全ロシアの総主教として,1億4000万人以上の信徒の精神的指導者だった。1953年にレニングラード神学校を卒業した。1964年に大主教となり,その後タリンエストニア,レニングラード(→サンクトペテルブルグ),ノブゴロド府主教を歴任した。主教会議の常任委員,モスクワ総主教管区事務所主査の職を経て,1990年ピーメン総主教の死去に伴い後継者となる。ソビエト連邦時代に教会会議が初めて政府から圧力を受けずに複数の候補者を指名し,史上初の無記名投票で総主教に選出された。総主教として政府に対し,公立学校での宗教教育,および信教の自由を法律で認めることなどを要請した。また反ユダヤ主義に対する非難声明を出し,教会としてロシア民族主義を掲げることを拒否した。

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