現代外国人名録2016 の解説
アンソニー・ジェームズ レゲット
Anthony James Leggett
- 職業・肩書
- 理論物理学者 イリノイ大学アーバナ・シャンペン校教授
- 国籍
- 英国
- 生年月日
- 1938年3月26日
- 出生地
- ロンドン
- 専門
- 超電導
- 学歴
- オックスフォード大学大学院〔1964年〕修了
- 学位
- 理学博士
- 資格
- 米国芸術科学アカデミー会員, ロイヤル・ソサエティ会員, 米国科学アカデミー外国会員, ロシア科学アカデミー会員
- 勲章褒章
- KBE勲章〔2004年〕
- 受賞
- ノーベル物理学賞〔2003年〕,マックスウェル・メダル〔1975年〕,フリッツ・ロンドン賞〔1981年〕,ウルフ物理学賞〔2003年〕
- 経歴
- イリノイ大学研究員、サセックス大学講師、各地の客員教授などを経て、1983年よりイリノイ大学アーバナ・シャンペン校教授。この間、’65〜66年京都大学、’73〜74年東京大学で研究に従事。’70年代に極低温化で液体ヘリウムの粘り気がなくなる超流動現象を、超電導の理論を用いて説明。これらの先駆研究により、2003年米国アルゴンヌ国立研究所のアレクセイ・アブリソコフ、ロシアのレベジェフ物理学研究所のヴィタリー・ギンズブルグとともにノーベル物理学賞を受賞。著書に「物理学のすすめ」など。妻は日本人で、日本語に堪能。日本の物理学者なら誰でも読んでいる英語論文を書くための手引き「科学英語についてのノート」の作者としても知られる。英国と米国の国籍を持つ。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報