ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ノート」の意味・わかりやすい解説
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Noth, Martin
[没]1968.5.30. スベイタ
ドイツの旧約聖書学者。グライフスワルト (1927~28) ,ライプチヒ (28~30) ,ケーニヒスベルク (30~45) ,ボン (45) の各大学旧約聖書学教授を歴任。 A.G.アルトの弟子。主著『イスラエル史』 Geschichte Israels (50) は,周囲の世界との関連で,言語学的,歴史的,地誌的研究を集大成した力作。また伝承史的方法を用いた「モーセ五書」その他の研究でも知られる。注解叢書"Biblischer Kommentar"の編集者。そのほかの著書"Das Buch Josua" (38) ,"Die Gesetze im Pentateuch" (40) ,"Überlieferungsgeschichte des Pentateuch" (48) ,"Das zweite Buch Mose" (59) 。
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Noot, Henri van der
[没]1827.1.12. ストロンベーク
ベルギーの法律家,政治家。 1787年支配者であるオーストリアのヨーゼフ2世の宗教・政治改革に反対して旧来の特権を守る運動を起し,民兵を結成したが,弾圧にあってオランダへ亡命。ブラバント革命が成功すると,87年ブリュッセルへ凱旋,国内で戦った民主派を排除した。この分裂でオーストリア軍が再侵入し,ノートは敗れて亡命した。 96年フランス占領下の総裁政府に投獄され,政治の表面から去った。
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Nott
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