現代外国人名録2016 「アンソニースオウ」の解説
アンソニー スオウ
Anthony Suau
- 職業・肩書
- フォトジャーナリスト
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1956年
- 出生地
- イリノイ州ピオリア
- 受賞
- ピュリッツァー賞(企画写真,第68回)〔1984年〕,ロバート・キャパ賞(1995年度)「グローズヌイ:ロシアの悪夢」,世界報道写真大賞〔2009年〕
- 経歴
- ニューヨーク州ロチェスターにある大学でフォトジャーナリズムを専攻。卒業後、コロラド州の「デンバー・ポスト」に入社。1983年ローカル紙のスタッフながらエチオピアの飢餓を取材し、全世界に向けてその危機的状況を伝える。同年の戦没将兵追悼の日に墓石を抱きしめて涙にむせぶ女性の姿をカメラに収めて紙面に発表、2つの写真によりピュリッツァー賞を受賞。’87年から米誌「タイム」の契約カメラマンとして欧州を拠点にし、冷戦後の東側諸国を取材する。’93年ボスニア紛争の際にはセルビアの民族浄化により家族離散の運命を強いられたモスレム系市民が国連軍の助けにより、国外の難民キャンプで再会した写真「Travnic、Bosnia」を発表。2009年サブプライムローン問題の奥深さを切り取ったオハイオ州クリーブランドの住宅地の写真で世界報道写真大賞を受賞。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報