海の事典 「アンチール海流」の解説 アンチール海流 大西洋の北赤道海流は、赤道を越えてきた南赤道海流の水を加えて西流し、その大部分はメキシコ湾に入るが、一部はアンチール諸島の外側沿いに北流する。こ の部分の海流をアンチール海流という。この海流は、メキシコ湾を経由しフロリダ半島とキューバの間から流れ出たフロリダ海流と、バハマ諸島の北で合流す る。流量はフロリダ海流の半分程度の毎秒1,200万トン程度であるが、顕著な季節変動を示す。 (永田) 出典 (財)日本水路協会 海洋情報研究センター海の事典について 情報