アンホ爆薬(読み)アンホバクヤク

デジタル大辞泉 「アンホ爆薬」の意味・読み・例文・類語

アンホ‐ばくやく【アンホ爆薬】

アンホ(ANFO)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「アンホ爆薬」の解説

アンホ爆薬
アンホバクヤク
ANFO explosive

硝安(ammonium nitrate)と油剤(fuel oil)をまぜた爆薬のこと.標準成分は硝安94%,油剤6% であり,一定試験法により6号雷管1本では爆発しないものとなっている.硝安は粉状粒状,プリル状などが使用され,油剤には引火点50 ℃ 以上の灯油が使われている.1955年ごろよりダイナマイトに比べて安全で安いことから爆発的に普及した.起爆するには爆速の速いダイナマイトなどの伝爆薬を10% 程度必要とする.吸水しやすいなどの欠点もあるが,外装などに種々改良が試みられている.現在,砕石場用の主力になっている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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