コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

硝安 しょうあん ammonium nitrate

6件 の用語解説(硝安の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

硝安
しょうあん
ammonium nitrate

硝酸アンモニウムの工業的呼称。化学式 NH4NO3 。無色結晶。融点 169.5℃,約 220℃で分解。水に発熱しながら多量に溶ける。爆薬の原料でもある (→硝安爆薬 ) 。窒素含有量は理論値で 35%であるが,肥料用製品としては 32~34%で,半分ずつがアンモニア性窒素硝酸性窒素である。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

しょう‐あん〔セウ‐〕【硝安】

硝酸アンモニウムの、工業製品としての略称。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

硝安【しょうあん】

硝酸アンモニウム

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

しょうあん【硝安】

硝酸とアンモニウムの結合した窒素肥料。このほかに硝安と炭酸カルシウムを混合した硝安石灰,硫安と硝安の混合した硫硝安,硝安と塩化カリを反応させた硝安カリ,硝安・リン安・塩化カリを溶融したニトロホスカNitrophoska(商品名)および硝安・アンモニア・尿素を溶解し液状肥料としたものなどが硝安系肥料として用いられている。これら肥料の消費量は全窒素肥料の2%弱を占めるにすぎない。これは硝安系肥料が吸湿性であること,貯蔵中に変質しやすいこと,また爆発物の指定を受け,取扱いに規制をうけることなどが原因である。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

しょうあん【硝安】

硝酸アンモニウムの略称。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

硝安
しょうあん

肥料や爆薬などの原料として使われる化学合成物質である。硝酸アンモニウムのことで、純粋のものは結晶水のない無色の結晶で、理論的な窒素の含量は35%である。しかし吸湿性が大きいため肥料用硝安には固結防止剤として界面活性剤や選択吸湿剤を添加するので、公定規格ではアンモニア性窒素、硝酸性窒素とも16%以上となっている。硝安は油と混合しただけで爆薬として使われるほど爆発性をもつので有機物との混合については注意が必要で、法的にも危険物の規制を受ける。しかし肥料としては生理的中性の速効性肥料であり硝酸もアンモニウムもともに作物に吸収され、土壌中に悪影響を残さないという環境保全型の優れた特徴がある。ただし、硝酸態窒素を含むので水田には適さず、野菜や果樹などの畑作物に適した肥料である。[小山雄生]
『佐々宏一著『火薬工学』(2001・森北出版)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の硝安の言及

【硝酸アンモニウム】より

…化学式NH4NO3。工業部門では通常,硝安と呼ばれる。また窒素肥料としての正式名称は硝酸アンモニアである。…

【窒素肥料】より

… 硫安のようなアンモニウム塩の肥料は速効性なので元肥にも追肥にも用いられるが,土を酸性化しやすく,またアルカリ土壌に施用したり石灰肥料と混合するとガスになって揮散する。硝安など硝酸態の肥料も速効性で元肥にも追肥にも利用される。土を酸性化しないで,むしろアルカリ性にするが,水田に施与すると脱窒によって揮散するので用いない。…

※「硝安」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

硝安の関連キーワードアンモニウム硝酸アンモニウム窒素肥料亜硝酸アンモニウム燐酸アンモニウムアンモニウムイオンアンモニア窒素炭酸水素アンモニウムフッ化アンモニウム(弗化アンモニウム)リン酸アンモニウム(燐酸アンモニウム)

今日のキーワード

日本政策投資銀行

1999年に日本開発銀行と北海道東北開発公庫を統合し、発足した政府系総合政策金融機関。一般の金融機関が行なう金融などを補完・奨励し、長期資金の供給などを行ない、日本の経済社会政策に金融上で寄与していく...

続きを読む

コトバンク for iPhone