20世紀西洋人名事典 の解説
アーノルド シェーンベルク
Arnold(Franz Walter) Schönberg
1874.9.13 - 1951.7.13
米国の作曲家。
元・カリフォルニア大学教授。
オーストリア出身。
ウィーンのユダヤ商人の子で、両親がハンガリー領からウィーンに移住したためハンガリー国籍をもつ。弟子のベルク、ウェーンベルンとともに第二次ウィーン学派を形成し、1922年十二音技法を完成。’33年ヒトラーに追われて、アメリカに亡命する。ボストン、ニューヨークで教鞭をとった後、’33〜44年カルフォルニア大学で教授活動のかたわら作曲を続け、’41年アメリカ市民権を得る。「ピエロ・リュネール」(’12年)、「ワルシャワの生き残り」(’47年)など多くの作品を残し、ロサンゼルスで没した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報