20世紀西洋人名事典 「アールハインズ」の解説
アール ハインズ
Earl Hines
1905.12.28 - 1983.4.22
米国のジャズピアノ奏者,バンドリーダー,小説家。
ペンシルベニア州ドゥケーン生まれ。
別名Earl Kenneth (Fatha) Hines。
ジャズ・ピアノの父と呼ばれ、通称ファーザー。1920年代、ルイ・アームストロング・ホット・ファイブに参加。後にグランド・テラス・バンドを結成し、活躍。’40年代にはディジー・ガレスピー、チャリー・パーカー、サラ・ボーンをメンバーに加え再編成したバンドで人気を博し、「ビ・バップの温床」と称される。’48〜51年ルイ・アームストロング・オールスターズのピアニストを務め、’51年には自己のコンボを率いる。「トランペット・スタイル」と称された華麗で躍動的なピアノ奏法で知られる。代表作は「ソロ・ピアノ」「パリ・セッション」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報