ディジーガレスピー(読み)でぃじーがれすぴー

20世紀西洋人名事典 「ディジーガレスピー」の解説

ディジー ガレスピー
Dizzy Gillespie


1917.10.21 - 1993.1.6
米国のジャズ・トランペット奏者,指揮者。
サウス・カロライナ州チェロー生まれ。
本名John Birks Gillespie。
14歳の時にトランペットを吹き始める。1939年キャブ・キャロウェイ楽団に加入し、注目を浴びるが、ラッキーミリンダ楽団など楽団を転々とする。。’40年代初期からチャーリー・パーカーらとモダンジャズ基盤になった「ビ・パッブ」の創造に貢献し、編曲も手掛ける。’43年アール・ハインズ楽団に参加。’45年以来ビックバンドを率いて活躍。ラテンリズムを盛り込んだ軽快でありながら力強く、高音を響かせるずば抜けたテクニックとユーモラスなパーソナリティで客を魅了した。作曲にもその才能を発揮し、代表作として「チュニジアの夜」等がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のディジーガレスピーの言及

【ジャズ】より

…20年代のアームストロングがそうであったように,バップを志すすべてのミュージシャンがパーカーを手本とした。パーカーのよき相棒として知られたディジー・ガレスピーは,天才的で外交性に欠けたパーカーと対照的に,ユーモラスな人柄を生かし,マスコミに登場してひろくバップを喧伝した。 バップが論議をよんでいるさなか,一部ジャズ研究家は,ニューオーリンズから1910年代にジャズをやっていた古老たち――トランペットのバンク・ジョンソンBunk Johnson(1879‐1947),クラリネットのジョージ・ルイスGeorge Lewis(1900‐68)らを発見してニューヨークにデビューさせた。…

※「ディジーガレスピー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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