ビバップ(読み)びばっぷ(その他表記)be-bop

音楽用語ダス 「ビバップ」の解説

ビバップ[be-bop]

バップともいう。'40年代にチャーリー・クリスチャン(g)が先鞭をつけ、チャーリー・パーカー(as)、ディジー・ガレスピー(tp)らを中心に起こったジャズのムーブメント。ダンス音楽だったスウィング・ジャズから脱却したアドリブ主体の演奏が注目を集め、以後のジャズの主流となった。ビバップ以降のジャズを一般にモダン・ジャズという。

出典 (株)ヤマハミュージックメディア音楽用語ダスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のビバップの言及

【ジャズ】より

…中西部その他,全米各地から集まったプレーヤーによって,ニューヨークの黒人街ハーレムのクラブでは毎夜ジャム・セッションjam session(任意にグループを組み,即興で演奏しあって腕を比べあう集い)が行われた。そこから互いの創意による新しい演奏スタイル,ビバップbe‐bop(略してバップbopともいう)が生まれた。バップは,リズム,メロディ,ハーモニーの3要素に新しい創意を加えたもので,もともとジャズは4拍子の1,3拍目におくアクセントを,2,4拍目にずらして演奏するところから,オフ・ビートoff beat音楽と呼ばれたが,バップは4拍子を感覚的に8分割し,〈1と2と3と4と……〉の〈と〉の部分にアクセントをおいた。…

※「ビバップ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む