イェイイェル(英語表記)Erik Gustaf Geijer

改訂新版 世界大百科事典 「イェイイェル」の意味・わかりやすい解説

イェイイェル
Erik Gustaf Geijer
生没年:1783-1847

スウェーデン詩人歴史学者。ウプサラ大学歴史学教授(1817-46)。詩人としては古いゴート族の美徳をたたえる作品を発表,歴史学の著作としては《スウェーデン国民史》3巻(1832-36)が著名。国会議員もつとめ,政治的には保守的な立場にいたが,1830年代後半の新しい自由主義的傾向に共鳴変節とも評されたが,保守主義の立場を貫いた同僚アッテルボムAmadeus Atterbom(1790-1855)とは異なり,楽天的な彼は晩年に,いったん衰えた詩作の力を回復し,すぐれた短詩を発表するようになった。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android