いちご舌(読み)いちごじた

日本大百科全書(ニッポニカ) 「いちご舌」の意味・わかりやすい解説

いちご舌
いちごじた

舌乳頭の発赤と腫脹(しゅちょう)によって舌表面が西洋イチゴの実のようにみえる状態をいう。しょうこう熱にかかると、まず舌の先端と側縁部が赤くなり、中央部は白い舌苔(ぜったい)に覆われているが、数日後には舌苔がすっかりはがれ、舌乳頭が腫(は)れて直径1.5ミリメートルぐらいのつぶつぶがたくさんできた深紅色の舌表面が現れる。この変化は溶血性連鎖球菌の毒素によるもので、しょうこう熱の特徴的な症状の一つとされているが、ときには泉熱(いずみねつ)や川崎病、ペラグラなどでも同様な症状がみられることもある。

[柳下徳雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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