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→溶連菌
…溶血性連鎖球菌の略。連鎖球菌のうちで,血液寒天培地で培養したときに集落の周辺に透明な完全溶血環を生じるいわゆるβ溶血を示す菌のことで,病原性の強いものが多い。…
…たとえば溶血性状による分類では,血液寒天培地で培養したときの集落の周囲にみられる溶血性状によって次の4型が区別される。集落の周りに完全な溶血環を生じる溶血性連鎖球菌(β型),溶血環の中に不溶血球がみられる不完全溶血性連鎖球菌(α′型),集落の周りに緑色の環が生じる緑色連鎖球菌(α型),培地に変化のみられない無溶血性連鎖球菌(γ型)である。これらのうち最も病原性の強いのは溶血性連鎖球菌(溶連菌ともいう)である。…
※「溶血性連鎖球菌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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