舌の表面に白色または黄褐色、または黒色の
舌苔は
健康な状態では舌苔は少なく薄くなりますが、適度な量の舌苔は水分の保持と健全な細菌の層を築き、細胞や
舌苔の異常の原因は①唾液量分泌不足による口の渇き、②免疫力の低下(かぜ、睡眠不足)、③口呼吸、④食べ残しが多い歯みがき、⑤喫煙、⑥加齢、⑦ストレス(緊張)、⑧全身的疾患(熱性疾患、糖尿病、シェーグレン症候群、自律神経失調症、十二指腸潰瘍)、⑨薬の副作用があります。
健康な人でも体調により舌苔の色や量が変化します。通常の量では口臭に影響を与えません。舌苔が厚くなると違和感、味覚異常を覚え、口臭に影響を与えます。
治療は、原因疾患があれば治療しますが、舌苔自体は治療の必要はありません。へらなどを使ってこすり取るようなことは、粘膜を傷つけることになり、他の病気につながってしまいます。
規則正しい生活をすることと舌をしっかり使うこと(十分な
三浦 一恵
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報
舌背面中央部から後方に付着する灰白色ないし褐色の柔軟偽膜様の苔(たい)状物で、剥離(はくり)した角化上皮、白血球、微生物、唾液(だえき)成分、食物残渣(ざんさ)およびその色素などの混合物である。胃腸の疾患、全身の高熱性疾患、急性・慢性の口内炎、咽頭(いんとう)炎、扁桃(へんとう)炎、肺炎、急性伝染病など諸種の疾患に際して発生する。また、軟らかい食事の摂取、口腔(こうくう)清掃不良、唾液分泌減少、あるいは口呼吸の人にもみられることが多い。一般に性差はなく、幼若年者に少なく、年齢とともに増加するが、高年齢層になると、また減少する傾向がある。治療は、原因疾患の治療とともに、口腔内の清掃消毒を口内炎の処置に準じて行う。もし常用している薬剤があれば、その薬剤の使用停止、または変更を行う必要がある。
[矢﨑正之]
種々の疾患に際し,舌の表面にできる付着物。多くは舌背中央部に付着し,胃腸などの消化器疾患,熱性疾患,口内炎,咽頭炎,扁桃炎などの際に多くみられる。付着物は角化上皮,粘膜上皮,白血球,微生物,食物残渣などからなる。舌苔は口腔の脱水,炎症などによって生じる。
執筆者:塩田 重利
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...
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