いとおしがる

精選版 日本国語大辞典 「いとおしがる」の意味・読み・例文・類語

いとおし‐が・る いとほし‥

〘他ラ五(四)〙 (形容詞「いとおしい」の語幹接尾語「がる」の付いたもの)
① 気の毒に思う気持を外に表わす。同情する。
書紀(720)崇峻即位前(図書寮本訓)「横(よこさま)に枕の側に臥して、前に飢ゑ死ぬ。〈略〉朝庭、哀不忍聴(イトホシガリ)たまふ」
② かわいいと思う気持を外に表わす。かわいがる。
史記抄(1477)三「仲をばいとほしがりて我をばにくまれたれども」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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