イバノボ州(読み)イバノボ(その他表記)Ivanovo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イバノボ州」の意味・わかりやすい解説

イバノボ〔州〕
イバノボ
Ivanovo

ロシア西部の州。州都イバノボモスクワの北東方にある州で,標高 100~150mの波状の丘陵から成り,北東部をボルガ川が流れる。氷河作用を受け,湖や湿地帯が多い。針葉樹林地帯に入る。都市化が進み,住民の多くが都市部に集中する。 18世紀以来繊維工業が発達し,現在,綿織物を中心に麻織物縫製などの大規模な工場がイバノボ,キネシマ,シューヤ,ビチュガなどの都市に立地する。ほかに食品工業 (食肉醸造製粉) や,繊維工業と関連する機械・化学工業もある。農業部門では近郊農業,畜産が盛んで,アマの産地である。また泥炭採掘も行われ,火力発電用の燃料に利用される。ボルガ川の水運が盛んなほか,鉄道・ハイウェー網が発達している。面積2万 3900km2。人口 131万 6400 (1991推計) 。

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