イリキリアン(英語表記)Jiří Kylián

現代外国人名録2016 「イリキリアン」の解説

イリ キリアン
Jiří Kylián

職業・肩書
振付師,元バレエダンサー 元ネザーランド・ダンス・シアター(NDT)芸術監督

国籍
チェコ

生年月日
1947年3月21日

出生地
チェコスロバキア・プラハ(チェコ)

学歴
チェコ国立バレエ学校,プラハ音楽院,英国ロイヤル・バレエ学校

勲章褒章
オランダ王国オレンジ・ナッソー勲章

経歴
6歳でピアノ、9歳でバレエを始める。早くから創作に関心を持つ。1967年ブリティッシュ・カウンシルの奨学生として英国ロイヤル・バレエ・スクールに留学。そこでジョン・クランコに見出され、’68年“プラハの春”後出国し、’70年西ドイツのシュトゥットガルト・バレエ団入団。同年「往来」の振り付けを担当。以後、現代音楽を使った作品を次々に発表。’75年オランダのネザーランド・ダンス・シアター(NDT)の副芸術監督を経て、’78年芸術監督に就任。「シンフォニエッタ」「兵士の集まり」「スタンピンググラウンド」「ドリームタイム」「子供と魔法」「輝夜姫」などの優れた作品を発表し、NDTの評価を世界的に高める。またNDT本体に加え、’78年に若手のためのNDT2、’91年には熟年(40歳以上)のNDT3を創設し、年代別の三層構造となる。数々の国際賞を受賞し、先鋭的な現代バレエ演出で常に話題を呼んでいる。’89年11月にはプラハに舞い戻り革命に参加した。’99年に芸術監督の座をマリアン・ザルシュテートに譲り、2009年までNDTのアーティスティック・アドバイザー及びレジデンス・コレオグラファーを務めた。2000年彩の国さいたま芸術劇場の企画公演“彩の国キリアン・プロジェクト”芸術監督に就任。2013年あいちトリエンナーレ2013で「イースト・シャドウ」を世界初演。他の作品に「ベラ・フィグラ」(1995年)、「ブラックバード」(2001年)、「バース・デイ」(2004年)、「スリープレス」(2005年)など。作品は90以上に上り、世界中のバレエ団で上演される。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android