デジタル大辞泉 の解説 イルリサット‐アイスフィヨルド(Ilulissat Icefjord) 《イルリサットは氷山の意》デンマーク領グリーンランド西海岸にある町、イルリサットの氷河とフィヨルド。総面積4024平方キロメートル。2004年、世界遺産(自然遺産)に登録された。イルリサートアイスフィヨルド。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界遺産詳解 の解説 イルリサットアイスフィヨルド【イルリサット-アイスフィヨルド】 2004年に登録された世界遺産(自然遺産)。イルリサットはデンマーク領グリーンランドの西岸に位置する町で、セルメク・クジャレク氷河は1日に約20mもの速さで進み、直接海に流れ込んで氷のフィヨルドを形成している。フィヨルドは氷河の浸食によってできた狭くて深い湾で、海に流れ込んだ氷河は砕けて氷山になり、一部は湾に残り、一部は大海に流れていく。轟音とともに氷河が崩れ落ちる様子は壮大で、氷山が太陽に照らされて光に輝くさまも美しい。美しい自然の営みと地球の歴史を知るうえで貴重な自然であることが評価され、世界遺産に登録された。◇英名はIlulissat Icefjord 出典 講談社世界遺産詳解について 情報