日本大百科全書(ニッポニカ) 「イワインチン」の意味・わかりやすい解説 イワインチンいわいんちん / 岩茵蔯[学] Chrysanthemum rupestre Matsum. et Koidz. キク科(APG分類:キク科)の多年草。茎は叢生(そうせい)し、高さ10~20センチメートル、細くて堅い。8、9月ごろ茎頂にやや密な散房花序をつける。頭花は多数の黄色の筒状花のみからなる。中部地方以北の高山の岩場に生える。一回り大形となるオオイワインチンC. pallasianum (Fischer ex Bess.) Kom.は日本海側の高山から朝鮮、中国中部以北からシベリアにかけて分布する。[小山博滋 2022年1月21日] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例