イワシュキェーウィチ(その他表記)Iwaszkiewicz, Jarosław

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イワシュキェーウィチ」の意味・わかりやすい解説

イワシュキェーウィチ
Iwaszkiewicz, Jarosław

[生]1894.2.20. キエフ近郊
[没]1980.3.2.
ポーランドの小説家,詩人キエフ大学で法律を学んだが,詩と音楽に熱中して 1918年ワルシャワに移り,スカマンデル派の詩人たちと親交を結んだ。処女詩集は『八行詩』 Oktostychy (1919) で,美しい抒情性にあふれたリズミカルな詩に人生や愛や自然をうたいあげた。作家としても『白樺林』 Brzezina (32) ,『ウィルコの娘たち』 Panny z Wilka (33) などで地位を確立,以来一貫して人間の孤独,愛と死,運命の悲劇性をテーマに数多い作品を発表。第2次世界大戦前,外交官としてデンマークに駐在したこともあるが,戦後は文壇の中心的存在として雑誌『創造』 Twórczośćの編集長,作家同盟議長,平和運動家として幅広く活躍。 52年,55年に国家文学賞を受賞。ほかに『尼僧ヨアンナ』 Matka Joanna od Aniołów (43) ,『栄光称賛』 Sława i chwała (56~62) 。

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