現代外国人名録2016 「イワンジューブ」の解説
イワン ジューブ
Ivan Dziub
- 職業・肩書
- 物理学者,翻訳家,日本文学研究家 元ソ連科学アカデミー理論物理学研究所上級研究員
- 国籍
- ウクライナ
- 生年月日
- 1934年
- 出生地
- ソ連ウクライナ共和国リボフ州(ウクライナ)
- 専門
- 半導体物理学, 日本近現代文学
- 学歴
- リボフ大学卒
- 学位
- 物理学博士
- 勲章褒章
- 旭日小綬章(日本)〔2006年〕
- 受賞
- マクシム・リルスキー文学賞〔2005年〕
- 経歴
- 長くソ連国立科学アカデミー理論物理学研究所に勤め、1992年にウクライナで初代博士号認定委員会議長。2001年から2年間、駐日ウクライナ大使館科学・教育参事官。物理学者の傍ら、日本の作家にひかれ、独学で日本語を学ぶ。1967年大江健三郎の芥川賞受賞作「飼育」を旧ソ連で最も早く翻訳。以後、村上春樹の「羊をめぐる冒険」「ダンス・ダンス・ダンス」、夏目漱石の「吾輩は猫である」、川端康成の「山の音」などの翻訳を手がける。日本の近現代文学をウクライナ語で紹介し続けてきた功績が認められ、2005年ウクライナの偉大な詩人で翻訳家のマクシム・リルスキーの名を冠した文学賞を受賞。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報