インジギルカ川(読み)インジギルカがわ(その他表記)reka Indigirka

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「インジギルカ川」の意味・わかりやすい解説

インジギルカ川
インジギルカがわ
reka Indigirka

ロシア東部,サハ共和国東部を流れる川。全長 1726km。流域面積 36万 km2。スンタルハヤタ山脈東部に源を発するハスタフ川とタルインユリャフ川が合流してインジギルカ川になり,オイミャコン高原を北西流したのち,北流してチェルスキー山脈を横切り,ヤナインジギルカ低地を北東流して東シベリア海に注ぐ。河口に面積 5500km2の大きな三角州をつくる。 10月初旬~6月初旬は結氷。河口から右岸支流モマ川の流入点まで 1086kmが航行可能。魚類に富む。流域はほとんど未開発であるが,上流域で砂金採取が行われる。

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