インドシナ民族連合戦線(読み)インドシナみんぞくれんごうせんせん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「インドシナ民族連合戦線」の意味・わかりやすい解説

インドシナ民族連合戦線
インドシナみんぞくれんごうせんせん

1951年ラオスとカンボジアに結成された連合戦線。第2次世界大戦後,抗仏民族解放闘争が開始されていたが,ベトナムにおける戦いが激化し,インドシナ全域に拡大するに及び,両国急進派は,50年ラオ・イサラ,クメール・イサラク (→イサラ ) の抗仏政権を樹立。 51年3月にベトナム民主共和国の抗仏連合戦線ベトミンを中心に3者でインドシナ民族連合戦線が結成され,共同してフランス軍と戦った。 54年インドシナ休戦ののち,連合戦線は一応解消した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android