ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「インドの暦」の意味・わかりやすい解説 インドの暦インドのこよみIndian calendar インド暦の紀元は,種々あるが,多くはサムバド紀とシャカ紀のいずれかが用いられている。前者は,西洋紀元前 57年に,ウッジャインのビクラマーディトヤ王がシャカ族に勝った戦勝記念の年号であるといわれ,北方インドで多く用いる。ビクラマ紀とも呼ばれる。後者は,シャカ族の統治者シャーリバーハナ王に始ると伝えられ,西紀 78年にあたり,南方インドで主として用いる。インドのアーリア人は,古くから1年を太陽の運行と月の満ちかけの両方で考え,太陽暦と太陰暦を合せて現在のサムバツアラという陰陽暦が成立した。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by