ウッジャイン(その他表記)Ujjain

デジタル大辞泉 「ウッジャイン」の意味・読み・例文・類語

ウッジャイン(Ujjain)

インド中央部、マディヤプラデシュ州の都市。州都ボパールの西約165キロメートル、チャンバル川の支流シプラ川沿いに位置する。古くからガンジス川中流域と西海岸を結ぶ交通の要地であり、諸王朝の都が置かれた。ヒンズー教の七大聖地の一であり、マハーカレーシュワル寺院には多くの参拝客が訪れる。また18世紀にジャイプール藩王国のジャイ=シン2世が建てた天文台が現存する。ウージャイン。ウジャイン

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改訂新版 世界大百科事典 「ウッジャイン」の意味・わかりやすい解説

ウッジャイン
Ujjain

インド中部,マディヤ・プラデーシュ州の西部にあり,同名県の県都。ヒンドゥー教の七大聖地の一つとして有名。人口42万9933(2001)。前6世紀にアバンティAvanti国の首都として栄えた古代起源の都市。ガンガーガンジス)川中流域と西海岸を結ぶ要衝で,その後西クシャトラパ朝の都となり,さらに5世紀にはグプタ朝の支配地とされ,芸術の都として名声をとどろかせた。グワーリオール藩王のシンディア家により再建されたマハーカーラ寺院や,ジャイプルのジャイ・シン2世が建てた天文台を今に残している。周辺は小麦,綿花の産地であり,市内には綿紡績業やメリヤス製造業が発達する。
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山川 世界史小辞典 改訂新版 「ウッジャイン」の解説

ウッジャイン
Ujjain

古くはウッジャイニーという。中央インドの都市。前6世紀から後6世紀頃まで政治の一大中心都市で,ガンジス川流域と西海岸地方とを結ぶ交通路の要衝であった。仏教もかなり早くからここを中心としたし,またサンスクリット文学作家を輩出した。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

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