イージー・リスニング・ミュージック(読み)いーじーりすにんぐみゅーじっく(その他表記)easy listening music

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

イージー・リスニング・ミュージック
いーじーりすにんぐみゅーじっく
easy listening music

「聞きやすい音楽」の意。日本では1969年(昭和44)ごろから、従来のムード・ミュージックにかわることばとして用いられるようになった。耳当たりがよく、知性と現代性を含んだ音楽をさす。ヘンリー・マンシーニやバート・バカラック楽団の演奏などはその好例といえよう。その後、幅広く解釈されるようになり、オーケストラだけでなく、楽器ソロボーカルにも適用されている。

[永田文夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のイージー・リスニング・ミュージックの言及

【イージー・リスニング】より

…何の予備知識もなくてもだれでも気軽に聞き流せるような音楽。かつてムード・ミュージックと呼ばれていたような音楽を,1970年前後から,アメリカでの音楽業界紙の呼び方にならい,イージー・リスニング・ミュージックと言うようになった。その背景として,駅やデパートなどでいわゆる〈BGM(バックグラウンド・ミュージック)〉としてたえずスピーカーから音楽が流されることが一般化し,また単純労働の行われている作業場などでBGMの及ぼす作業能率へのプラス効果が研究されるなど,人間工学的な角度から音楽を利用しようとする社会的な動きが存在した。…

※「イージー・リスニング・ミュージック」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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