イギリス、ケンブリッジの北東25キロメートル、古さびた木組みの家々が並ぶイーリーの町にある聖堂。673年ごろにできた修道院に起源をもつ。現在の建物は1083年に起工、その後約450年間にわたり工事が行われ、イギリスの聖堂建築の諸様式が一堂に会していて興味深い。内陣の基本部分から西正面の塔まではノルマン様式で、1189年に完成。前廊は1215年に完成し、内陣奥の延長部分とともにみごとな初期イギリス様式である。前廊に入ると、163メートルの奥にある東窓まで見通すことができ、荘厳無比な感じを受ける。交会部にある八角形の塔は、他に類例のない特異な構造をもち、北袖廊(そでろう)に接するオルコック礼拝堂とともに、14世紀の盛飾様式の一大傑作である。内陣の最奥は垂直様式で、1533年に完成した。
[紅山雪夫]
4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...