ウアジェト(その他表記)Uadjet

改訂新版 世界大百科事典 「ウアジェト」の意味・わかりやすい解説

ウアジェト
Uadjet

古代エジプトの蛇の女神でギリシア人はウトUtoと呼んだ。その信仰の拠点ブトButoは〈ウアジェトの館〉の意。ブトは二つあり,一つはウアジェト神殿のあった聖なる町,他はホルスの王都で,イシスがホルスを清めオシリスの後継者としてセトとの戦いに身支度をさせた所。ウアジェトはオシリスと結びつくことにより,北エジプトの王室神として聖蛇ウラエウスUraeusとなり,王冠上に輝きファラオの不滅の守護神となった。またネイトよりひきついだ赤王冠は下エジプト・デルタ地帯の王権の永遠の象徴となった。ヒエログリフでファラオはバスケットに乗ったハゲタカ(ネクベト)とコブラ(ウアジェト)で表された。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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