改訂新版 世界大百科事典 の解説 ウァレンティニアヌス[2世]Flavius Valentinianus II生没年:371-392 ローマ皇帝。在位375-392年。ウァレンティニアヌス1世の子。4歳で帝位に擁立され,イリュリクム,アフリカ,イタリアの支配権を与えられる。ミラノに宮廷を置き,母ユスティナやフランク人将校バウトの後見を受けた。387年奪帝マクシムスにイタリアを追われたが,翌年テオドシウス1世が奪帝を倒して復位。以後ガリアでフランク人将軍アルボガストの後見を受けたが,392年に死去。自殺かアルボガストによる殺害かは,意見が分かれている。執筆者:後藤 篤子 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by