20世紀西洋人名事典 「ウィリアムギャス」の解説
ウィリアム ギャス
William Gass
1924 -
米国の小説家,評論家。
ワシントン大学教授。
ノースダコタ州ファーゴ生まれ。
ケニオン大学卒業後、コーネル大学で学び、学位を取得する。1943〜46年まで海軍兵役のため日本に駐在。純粋芸術として、小説の形式と言語はどうあるべきかの問題を、理論と実践を通して追求し、作品には人間存在の孤独を描いた「オーメンセッターの幸運」(’66年)、実験小説の極致極地である「ウィリー・マスターズの孤独な妻」(’71年)などのほかに、評論集「小説とさまざまな人生比喩」(’71年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報