実験小説(読み)ジッケンショウセツ

デジタル大辞泉 「実験小説」の意味・読み・例文・類語

じっけん‐しょうせつ〔‐セウセツ〕【実験小説】

1 ゾラの主張した小説の方法論。自然科学者が実験を行うように、一定の遺伝的素質をもった人間がある社会環境のもとでいかに生きるかを客観的に分析して描こうとするもの。日本では、小杉天外・永井荷風らの作品にその影響がみられる。
2 前衛的な手法を用い、文学の可能性を実験的に追求しようとする小説の総称。

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精選版 日本国語大辞典 「実験小説」の意味・読み・例文・類語

じっけん‐しょうせつ‥セウセツ【実験小説】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① ゾラの「実験小説論」に立脚した小説。
    1. [初出の実例]「実験小説といひ印象派といふ旗印の下に擁立せられた」(出典:文芸上の自然主義(1908)〈島村抱月〉五)
  3. ② 一般に、実験的な手法を用いた小説。

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