ウィリアム・L.M.キング(その他表記)William Lyon Mackenzie King

20世紀西洋人名事典 の解説

ウィリアム・L.M. キング
William Lyon Mackenzie King


1874.12.17 - 1950.7.22
カナダの政治家。
元・カナダ首相。
オンタリオ州生まれ。
ハーバード大学で社会学の博士号を取得。1900年に労働省次官となって、日中移民排斥運動の調停にあたった。’09年に自由党下院議員に当選し、労働大臣に就任した。’11年総選挙で自由党が敗北し、10年間政治から離れていたが、’19年に前首相ローリエの死後自由党党首を務め、’21年の総選挙で自由党を勝利に導いた。ナショナリズムの高揚期であったため、イギリスからの外交上の自治権を求める運動を推進し、’26年のバルフォ宣言で実現する。以後、48年まで3度首相を務め、その間に国際連盟議長も務める。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android