ウィリアム・N.リプスコム(その他表記)William Nunn Lipscomb

20世紀西洋人名事典 の解説

ウィリアム・N. リプスコム
William Nunn Lipscomb


1919.12.9 -
米国の無機化学者。
ハーバード大学教授。
オハイオ州クリーブランド生まれ。
ケンタッキー大学卒業後、カリフォルニア工科大学学位取得。1954〜59年ミネソタ大学教授を経て、’59年からハーバード大学教授を務める。ホウ素水素化合物、その誘導体の構造研究を行い、X線回析法によって化学結合上の問題を解明する。これらの業績により、’76年ノーベル化学賞を受賞著書に「ホウ素の水素化物」(’63年)がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android