20世紀西洋人名事典 「ウィルヘルムケンプ」の解説
ウィルヘルム ケンプ
Wilhelm Kempff
1895.11.25 - 1991.5.23
ドイツのピアノ奏者。
元・シュトゥットガルト高等音楽学校校長。
ユーターボク生まれ。
9才でベルリン音楽大学に入学して、メンデルスゾーン賞を得て卒業し、1918年にベルリン・フィルハーモニーと共演した。日本ではベートーベン演奏家として人気が高い。教育家としても実績を残しており、’24〜29年までシュトゥットガルト音楽大学の学長を務めたのを始め各地で音楽教育を行った。作曲家としてはオペラ、バレエ、交響曲など広い範囲で作品を生み出している。技術的には高いとはいえないが、穏やかで暖かみのある独特の演奏で人気が高い。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報