デジタル大辞泉 「ウィンドシア」の意味・読み・例文・類語 ウインド‐シア(wind shear) 風の断層。水平または垂直方向に、風向または風速の差があること。一般的に前線面またはジェット気流の周囲に発生し、後者を晴天乱気流とよんでいる。ウインドシャー。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウィンドシア」の意味・わかりやすい解説 ウインドシアういんどしあwindshear 水平方向や垂直方向に風向や風速が大きく変化することをいう。気象では、ベクトルとしての風が2点間で変化しているときシアがあるといい、水平成分を水平シア、鉛直成分を鉛直シアという。航空では、慣性の大きい大型機がシアのある流れの中を飛行するときに単位時間に受ける風(ベクトル)の変化をいう。航空機の事故はウインドシアによるものがもっとも多い。詳細は、項目乱気流の「乱気流とウインドシア」の章を参照されたい。[中山 章][参照項目] | 乱気流 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例