ウィーンコンツェントゥスムジクス

改訂新版 世界大百科事典 の解説

ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
Concentus Musicus, Wien

古楽器を用いた古楽演奏団体。オーストリアのチェロ奏者,指揮者のアルノンクールNikolaus Harnoncourt(1929- )が1952年に結成した。公開の演奏活動は57年からで,オリジナルの楽器を用い,ルネサンスおよびバロック期の演奏習慣に則した演奏をめざす。66年のJ.S.バッハの《ブランデンブルク協奏曲》の全曲演奏によって名声を確立した。古楽に対する深い造詣にささえられた演奏は堅実であり,今日の古楽運動の先頭に立つものといえる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む