ウィーンコンツェントゥスムジクス

改訂新版 世界大百科事典 の解説

ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
Concentus Musicus, Wien

古楽器を用いた古楽演奏団体。オーストリアのチェロ奏者,指揮者のアルノンクールNikolaus Harnoncourt(1929- )が1952年に結成した。公開の演奏活動は57年からで,オリジナルの楽器を用い,ルネサンスおよびバロック期の演奏習慣に則した演奏をめざす。66年のJ.S.バッハの《ブランデンブルク協奏曲》の全曲演奏によって名声を確立した。古楽に対する深い造詣にささえられた演奏は堅実であり,今日の古楽運動の先頭に立つものといえる。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

デジタル大辞泉プラス の解説

ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス

古楽器を用いるオーストリアのオーケストラ。1953年にニコラウス・アーノンクールらにより設立バロック音楽古典派音楽を主に演奏する。

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