ウェド(その他表記)El Oued

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウェド」の意味・わかりやすい解説

ウェド
El Oued

アルジェリアの東部大砂漠の北東端に近く,美しい砂丘に囲まれたスーフオアシス (北西-南東へ約 40km広がる) の中心地。首都アルジェの南東約 500kmに位置する交通の要衝。ウェドは川の意。地表から4~12mに南から北に流れる滞水層があることからこの名がついた。ナツメヤシが栽培されるが,ほかのオアシスのように井戸水灌漑をせず,ヤシの根が水に届くまで砂を掘下げるため,ヤシ園はすり鉢状となって点在。狭い曲りくねった道路脇の円形,かまぼこ形の家屋とともに独特の景観で知られる。また古い建築物にはムーア人やローマ人の影響が残る。良質のナツメヤシ,絨毯,織物が経済を支え,観光地としても名高いが,過疎化が進んでいる。人口7万 73 (1987推計) 。

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