ウェルナー報告(読み)ウェルナーほうこく(その他表記)Werner Report

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウェルナー報告」の意味・わかりやすい解説

ウェルナー報告
ウェルナーほうこく
Werner Report

EC通貨同盟に向かっての一連の報告の一つで 1970年に発表されたもの。経済政策各国レベルでなく,ECレベルで推進することを提案している。通貨同盟については,通貨の完全かつ不可逆の交換性,為替変動幅除去平価の不可逆的固定資本移動の完全な自由化などを内容としている。 69年のバール報告が通貨統合前提として経済統合が必要であるとしているのに対し,ウェルナー報告は経済統合を通貨統合によって推進しようという立場に立っている。本報告に基づいて 71年にヨーロッパ通貨同盟 (EMU) が発足した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む