最新 地学事典 「ウェーブデューン」の解説
ウェーブデューン
wave dune
ウェーブリップルよりも大きな波浪によるベッドフォーム。通常は波長50cm,波高20cmくらいより大きく,対称性の良いものを指すが,明確に定義されていない。ウェーブデューンは,斜交層理がよく発達した細礫を主とし,その基底は平坦な侵食面で砂層を覆い,上限は波状の凹凸をなしてしばしば粘土層に覆われる。斜交層理の傾斜方向は一方向が卓越し,逆方向はわずかしか観察されないことが多い。また,ウェーブデューンの外形に沿って1cm以下の薄い砂礫層が斜交層理のセットを覆い,ウェーブデューンを形成した台風などの波浪が弱まっていく過程で,その形が変形したことを示している。
執筆者:牧野 泰彦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

