20世紀西洋人名事典 「ウオレススティーブンス」の解説
ウオレス スティーブンス
Wallace Stevens
1879.10.2 - 1955.8.2
米国の詩人。
元・ハートフォード災害保険会社副社長。
レディング(ペンシルベニア州)生まれ。
ハーバード大学,ニューヨーク大学(法学部)に学ぶ。
1916年ハートフォード災害保険会社の弁護士を経て、’34年同社副社長となる。実務のかたわら詩作に励み、43歳で処女詩集「ハーモニウム」(’23年)を出版し、やがて才能が認められ、現代アメリカ詩人を代表する一人となり、’「全詩集」(’54年)でピュリッツァー賞と国内図書館賞を受賞する。詩体は穏健であるが古語や難語さらに難解な独自の象徴用語を駆使し、観念的な瞑想詩が特徴である。他の作品に「世界の部分」(’42年)、「秋のオーロラ」(’50年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報