ウケグチメバル(読み)うけぐちめばる(その他表記)sullen rockfish

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウケグチメバル」の意味・わかりやすい解説

ウケグチメバル
うけぐちめばる / 受口眼張
sullen rockfish
[学] Sebastes scythropus

硬骨魚綱カサゴ目フサカサゴ科に属する海水魚。岩手県から高知県にかけて分布する。体は赤色で、4本の黒褐色の横帯があり、前の3帯は背びれに進入し、最後の1帯は尾柄(びへい)上にある。下顎(かがく)は上顎より突出し、下顎端の歯群は口を閉じたときに一部が露出する。涙骨(るいこつ)の第2と第3の葉状突起の下縁にそれぞれ強い1棘がある。水深150~300メートルの海底近くにすみ、延縄(はえなわ)、底引網などで漁獲される。仔魚(しぎょ)を産む卵胎生魚。体長は25センチメートルほどになる。刺身焼き物煮付け粕漬けなどにする。

[尼岡邦夫]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

小学館の図鑑NEO[新版] 魚 「ウケグチメバル」の解説

ウケグチメバル
学名:Sebastes scythropus

種名 / ウケグチメバル
目名科名 / スズキ目 | メバル科
解説 / 大陸だなの海底近くにすみます。下あごの先に突起があります。
全長 / 30cm
分布 / 青森県の太平洋側~土佐湾
人との関わり / 食用

出典 小学館の図鑑NEO[新版] 魚小学館の図鑑NEO[新版] 魚について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む