ウシタキソウ(読み)うしたきそう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウシタキソウ」の意味・わかりやすい解説

ウシタキソウ
うしたきそう / 牛滝草
[学] Circaea cordata Royle

アカバナ科(APG分類:アカバナ科)の多年草。ミズタマソウに似るが、ウシタキソウは全草緑色で細かい軟毛と開出長毛を密生し、葉は卵状心臓形で先は鋭くとがり、果実に溝があり、小果柄は果実より短い、などの特徴がある。名は、牛滝山に生育することによる。牛滝山は大阪府富山県にあるが、大阪府の牛滝山と思われる。北海道から九州に分布し、さらに中国、インド北部に分布する。

[小林純子 2020年8月20日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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