20世紀西洋人名事典 「ウラジーミルタトリン」の解説
ウラジーミル タトリン
Vladimir Evgrafovich Tatin
1885.12.28.(12.16.説もあり) - 1953.5.31
ソ連の造形作家,舞台装置家。
モスクワ生まれ。
モスクワの美術学校で学び、ラリオーノフらの前衛芸術運動に参加する。1913年パリに旅行した際にピカソに刺激され、帰国後は金属片や木片による構成的作品を手がけ、「絵画レリーフ」「カウンター・レリーフ」を製作。また、モスクワ芸術座など80以上の舞台を手がけるなど舞台装置家としても活躍。作品は他に「第三インターナショナル記念塔」(’19〜20年)の模型、「レタトリン」(’30〜31年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報