デジタル大辞泉 「大公」の意味・読み・例文・類語 たい‐こう【大公】 1 ヨーロッパの君主の一門の男子をいう語。2 ヨーロッパの小国の君主をいう語。その国を大公国という。「ルクセンブルク大公」[補説]作品名別項。→大公 たいこう【大公】[曲名] 《原題、〈ドイツ〉Erzherzog》ベートーベンのピアノ三重奏曲第7番の通称。変ロ長調。1811年の作。名称は、優雅で堂々とした曲想であることと、ルドルフ大公に献呈されたことにちなむ。大公トリオ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「大公」の意味・読み・例文・類語 たい‐こう【大公】 [ 1 ] 〘 名詞 〙① ヨーロッパの、君主の一門の男子の敬称。② ヨーロッパの、小国の君主の称。その国を大公国という。③ 君主・皇族・諸侯をいう語。[初出の実例]「爾後其臣民も君主の例に傚て改宗する者多く国力次第に強盛を致し其君を大公と称せり」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉二)[ 2 ] ( 原題[英語] Archduke ) ベートーベン作曲のピアノ三重奏曲第七番(変ロ長調)の副題。一八一一年完成。大公トリオ。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大公」の意味・わかりやすい解説 大公[ドイツ]たいこう[ドイツ]Erzherzog 中世ドイツにおいて諸侯中の有力者をさした言葉。もともと軍隊統率者を意味し,中世のドイツで最高位の貴族をさすのに用いられた「公」 Herzogという語に,Erz- (最高の意) の尊称を冠してできた言葉で,中世においては選帝侯と同等の位を示したといわれる。 15世紀以後は,特にオーストリア・ハプスブルク家の親王の称号となった。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
デジタル大辞泉プラス 「大公」の解説 大公 ドイツの作曲家L・v・ベートーヴェンのピアノ三重奏曲第7番(1811)。原題《Erzherzog》。『大公トリオ』とも呼ばれる。名称はルドルフ大公に献呈されたことに由来する。 出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の大公の言及 【ヘルツォーク】より …フランク王国,ドイツ王国における官職,称号。大公または公と訳されることが多い。古ゲルマン人のもとで,戦時に置かれる最高の軍隊指揮官で,多くの場合有力豪族が選ばれた。… ※「大公」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by