化学辞典 第2版 「ウラミル」の解説
ウラミル
ウラミル
uramil
5-aminobarbituric acid.C4H5N3O3(143.11).ビオルル酸または5-ニトロバルビツル酸を還元すると得られる.無色の針状または板状晶.融点310~320 ℃(分解).空気中で暗色化し,湿ると赤変する.濃硫酸,希水酸化カリウム溶液,アンモニア水に可溶,水,エーテル,ベンゼンに不溶.アンモニア水中で煮沸すると,空気酸化されてムレキシドに,濃硝酸でアロキサンに,イソシアン酸によってプソイド尿酸になる.現像液の製造に用いられる.[CAS 118-78-5]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報